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運動と心拍数の関係

今日の現代病と呼ばれる病気の中には、心臓・血管系疾患、糖尿病、腰痛など、運動不足が原因となっているものがあります。
そのため、これらの病気の予防として行われるのが、「運動処方」です。

しかし、過度の運動によって、命を失う可能性があるのも事実です。
そこで、運動の強さの指標として、『心拍数』を利用すると良いと言われています。

運動処方と心拍数の関係は?

運動時の心拍数には、次のような種類と特徴があります。

安定時の心拍数

運動を始める前の心拍数です。

ウォーミングアップの心拍数

本格的な運動を始める前の心拍数です。

運動中の心拍数

運動中の、高い心拍数です。

回復心拍数

運動の後、安定時に近づいていく状態の心拍数です。

運動処方では、これらの心拍数を正しいタイミングで測定することが重要です。
測定する際は、下記のタイミングで測ってください。
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適正な心拍数とは?

急激に心臓の拍動を上昇させることは、とても危険な行為です。
そこで、運動前には、5分程度のウォーミングアップをして、心拍数を100拍/分程度に高めることがとても重要となります。

また、運動終了から5分後の心拍数が120拍/分以上の場合は、その時の身体状態に対して運動が強すぎたと判断することができます。

運動を長い期間つづけている人の場合は、心拍数の回復も早くなるので、自分自身にあった"適正な心拍数"を見つけていくことが重要です。

適正な心拍数とは?

運動が10分以上継続して行われた時、人間の体は、その運動を「有酸素運動」として認めます。

有酸素運動とは、自給的に行う運動のことです。
体の中では、酸素を使ってグリコーゲンや脂肪を増やしながら、運動のためのエネルギーを作り出しています。

このような有酸素運動は、毎日行うことが望ましいとされています。
しかし、忙しい生活の中で、毎日運動を行うことは、なかなか難しいものです。

そこで、運動に毎日取り組むことが難しい場合は、週に3回以上の実施を心がけると良いでしょう。

運動をすると、心臓や肺は、運動に使う筋肉が大量の酸素を取り込めるように働きます。
これによって、全身の持久力が増加し、成人病を予防することができる点が、運動の大きな特徴のひとつです。

健康や若さを保つため、心臓病の予防のためなど、様々な理由で運動を行う方がいらっしゃいますが、運動中は心拍数が高くなるため、自己流で取り組むと危険な場合もあります。

運動をする際には、専門の医師やトレーナーの適切な指示のもとで行うよう、心がけましょう。

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